2010年の投稿Archive
2010/12/15
美容院
先日、友達からダンボールいっぱいに詰めた本たちをいただきまして、遅ればせながらやっと「読書の秋」となってきているウッチーです。
佐野研二郎さんの「思考のダイエット」を読みました。
とても読み易く、色んな発想の手掛かりが垣間見えるようなものでした。
キャラクターだったりパッケージだったり、佐野さんのデザインはまわりでよく見かけるものだと思います。
興味がある方はどうぞご覧ください~
今日は都内某所にカット専門店を設計させていただいたお話をしたいと思います
最初にお問い合わせ頂いたときの内容は「床が斜めになっているからどうにかできますか?」というものでした。
お会いして話を聞いてみますと、カット専門店を開くために借りるテナントの床が平らではなく歪んでいるということでした。
加えて、ショップデザインの相談も一緒にお受けして打ち合わせが始まりました
カット専門店ということで、まずは必要な機材や家具などをすべてピックアップして、店内のレイアウトを考えていきました。
シャンプースペースは無く、替わりにカットした毛くずを吸い取るシステムを使うことがカット専門店のひとつの特徴となっています。
壁面にカウンターを取付けて、スタイリングチェアを横に並べるカタチとしました。
カウンターの下部に、毛くずの吸い取りの機器を組み込んで、カウンターとセットの家具のようにしてしまいました
ファサードのデザインも同時に進めていき、キーカラーとなっているオレンジのテントをドーン!と張りました
テントやガラス面のカッティングシートのオレンジは色味のほとんど同じものを選び、ビジネスカードやショップカードの色合いとも統一させました
一言でオレンジといってもたくさんの種類があるのでしっかりと選んでいきます。
特に、お店のキーカラーとなるものは統一していないとキーカラーの意味が無くなってしまいますね。。。
ということで、打ち合わせも無事にまとまり、工事がスタートしました
工事前の様子はこんな感じでした~
完成後はこんな風に変わりました
柔らかいナチュラルな雰囲気の内装とビビットなオレンジが際立つショップフロントでコントラストを強めに出しています
いかがでしょうか~
オープンのためのチラシも製作しました
今後のご活躍が楽しみです~
それでは今日のところはここらへんで。
最後まで見てくれた皆さま、どうもありがとう~
今年もあと少し。張り切っていきましょう!
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2010/12/02
整骨院
12月になりましたね~。ついに今年も残すところあと1ヶ月。
いつもながらですが今年も過ぎてみると早かったように感じます
皆さんはどうでしょうか??
さて今日は、先日新たにオープンした整骨院さんをご紹介したいと思います
今回のクライアントは、ご兄弟で打ち合わせに参加されました。
まずは、要望をヒアリングし、ベッド数や使用する機材などの情報をもとにレイアウトを考えていきました。
スタッフが作業しやすい動線とすることとお客さんが落ち着ける雰囲気など、両方の目線を揃えていくように平面プランを調整していきました。
全体のレイアウトが決まってくるころには、各部の仕上げについて(色や柄など)の内容に入っていきました。
今回のインテリアのポイントは間仕切りを木の格子にしたところです
床が青っぽさのあるグレーだったので、スペース全体が暗く感じないように他のカラーを選んでいきました。
そして打ち合わせもまとまり、ついに工事がスタートしました
最初の様子はこのようなものでした
完成写真はこちらです~
いかがでしょうか~
店舗デザインと合わせて、名刺や診察券、オープンチラシもデザインさせて頂きました
オープンチラシはこのようなものを。。。
□表
□裏
オープンして1ヶ月ほどですが、来院されるお客様から「きれいなところだね」と言ってもらいましたとお聞きして、僕らもとてもうれしく感じています
今後の様子が楽しみです
それでは、本日のところはここで失礼させていただきます。
次回は、コンパクトな来店型オフィスの設計をしたお話でもしたいと思います。
また次回も、どうぞよろしくお願い致します。
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2010/11/18
日常
久々の登場となってしまいましたが、今日は私めウッチーが更新させていただきますm(_ _)m
どうぞ最後までさくっとご覧いただけますようよろしくお願いします
さてさて本日のお知らせは。
我らAi空間デザイン室のドンことアンさんの自邸が取材を受けて、雑誌に掲載されました~
まずはその雑誌のご紹介を。
タイトルは『キッチン・バス・トイレをリフォームしたいときに見る本 』
学研パブリッシングより10/29から発売されています。
P.68~紹介されていますので、書店に立ち寄るときにはどうぞご覧ください
そのまま買っちゃっていただいても構いませんよ~
今回のお話は僕らのHPを見たことがきっかけになって、取材の問い合わせに至ったようです。
こうやって目に留めてもらえるってことはうれしいもんですね~
これからもベストを尽くしてお仕事していきたいと思います
そしてあわよくば、またどこかの誌面を飾れるように…(笑)
(いつもその心意気でやってるんですけどね)
それでは今日のところはこのあたりで。
最後まで見ていただいてありがとうございます
また次回に
2010/10/21
日常
今日はわたくしウッチーめがブログを担当させていただきます!
やっと秋らしい天気になってきましたね
暑い期間が長く続いたので衣替えのタイミングをはかっていましたが、みなさんはもうお済みでしょうか??
僕は2日程前にやっと手を付けまして、収納の奥からゴソゴソとニットやらパーカーやらを引っ張り出してきました。
そして、いざ衣装ケースを開けてみると。。。
部屋中に防虫剤のカオリがぼわわわ~ん
虫食いを恐れてたくさん入れてたツケが返ってきました。
結局、一晩中においは取れず、もう寒くなった夜なのに窓をそっと開けて寝ることとなりました
みなさんはどうやって季節ごとの服を仕舞っていますか
さてさて今日は、とある着物クリーニングのお店を造らせていただいたとき、入口につける暖簾を製作してもらった話を少しご紹介します。
デザインを弊社で考えていたので、それを製作してくれるところを探していたら、「ハクロマーク」さん(のぼり.com)という製作会社を見つけました
オンラインで発注できるようになっており、データ作成時の手順も丁寧に表示してあり、とても分かりやすく使いやすいところでした
早速、データを入稿して発注したところ、数時間後には「データ確認完了」のFAXが届き、とてもスムーズにお願いすることが出来ました。
数日後に完成品が届き、実物を見ましたが、とても味のある仕上がりになっていて良かったです
取り付けもして、無事完成。写真もパシャり。
それから、のれん屋さんに完成写真を送る約束をしていましたので、メールで送信。
すると、ある時メールが返ってきまして、「お客様の声」として完成写真と感想をHPにアップしましたとの内容でした
掲載されているページはこちらです
http://www.order-noren.com/archive/entry_00097.html
ちゃんとこちらの感想が聞かれているというのはうれしく感じるものですね
それでは、今日はこんなところで失礼致します。
また次回もどうぞよろしくお願いします~
2010/09/21
日常
さてさて今日は、少し前の工事でしたが、とあるマンションのお部屋をリニューアルさせていただいたお話をしたいと思います
リニューアルそのものの話ではなく、そこで新しく使ったフスマについてのご紹介です
こちらのお宅は、リビング・ダイニングがL字型となっていました。
そこに間仕切りを加えて、ひとつ部屋を増やしたいというお考えでした。
壁をつくってしまうという案もありましたが、将来的には間仕切りを無くすこともあるということで、もっとフレキシブルなものを探すことにしました。
壁の替わりに可動タイプの家具を置いて両方の部屋から使えるようにするとか、部分的に壁にして残りは引き戸にするなどなど。。。
いろいろと考えてみましたが、なかなかイメージに合うものが出てきませんでした
そんなときに、これを使ってみるのはどうですかとお客さんが見つけてきたものが、フスマで仕切るというものでした
資料を取り寄せてサンプルを見てみると、軽い素材で、色の種類があることなど、明るい雰囲気をつくることのできそうなものでした
基本的には「襖」なんですが、パネルごとで色の貼り分けができたり、パネルの割付を変更できたりと、和っぽくしたくないけれどもフスマのような軽さが欲しいというニーズにぴったりでした。
こちらに製品のHPを記載しておきますので、興味のある方はどうぞご覧ください
株式会社ユナイトボード
http://www.uniteboard.com
早速、色んな組み合わせをつくってみて、色のバランスや雰囲気をお客さんに見てもらいました。
色も決まり、各パネルの大きさも決まり、それから発注となりました。
製作から取付けまでを一貫して行なってもらい、ついに部屋の間仕切りが完成しました
社長に工事完了後、お客さまからメールが届いたそうですが、今回の工事を通して、「たくさんの良い人に巡り会えて嬉しかったです。」
との言葉を頂戴したそうです。社長が嬉しそうに話してくれました。
Ai空間の職人さんたちは、いつも同じメンバーで工事していますが、みな息が合っていて、現場内は平和な雰囲気で進むので、このようにお客さまに言っていただけるんでしょうね。
今回の工事のケースのように、「住まい」というは、家族構成の変化で使い方も変わっていきますね。
子供が大きくなって家を出るとか、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住むなど、状況が変わることもしばしばあると思います。
ずっと同じ家に住むというのは、家族の思い出がどんどん積まれていくのでとても良いことだと思います。
長く気持ちよく生活できるように、ライフスタイルの変化に合わせて、住まい方も少し見直してみるともっと楽しい家にできるかもしれませんよ
それでは、本日のところはこのあたりで。
最後まで読んでくれた皆さまに御礼申し上げまする~
次回もよろしくお願いします!
これまでブログでも少し触れてきていた陶芸教室の現場ですが、
ついに今月頭に無事開講されました!
おめでとうございます~~~!!!
わたしたちもここまで来たことに感無量でございます。
というのは、最初にお話をいただいて、打ち合わせを始めさせていただいて
から約1年になるからです。
ちょうど去年の今頃、施主様の林寧彦さんから、1本の電話を頂きました。
その電話の少し前に、実は以前に弊社が工事させていただいた美容室のオーナー様
から電話があり、「今、うちの新しい美容室を見て、男性から連絡があったぞ、
作った会社を教えてくれということだったから、連絡先を教えておいたので、
もうすぐ電話があると思うよ。良かったじゃないか。まじめに仕事をしている
とこういういいことがあるんだな。頑張れよ!」とおっしゃってくださいました。
わあ、それは嬉しいなあ、どんなお問い合わせなのだろうと思っていたら、
電話がなり、問い合わせしてきてくださったのが林さんでした。
「車で走っていたら、以前石材工場でそのあと、ショップが入っていた倉庫
みたいな建物が、美容室に生まれ変わっていて、なおかつ、倉庫チックなイメージの
マイナスな特徴がプラスにまで転じていて、とても衝撃を受けたよ!
実は今、あの建物に似ている倉庫のような建物を陶芸のアトリエとして使っているのだが、
陶芸教室を、そこに開きたいんだ、それで、一度打ち合わせに来てもらいたいのだが」
という、なんとも嬉しい、わたしたちが手がけた物件を見たことが、きっかけになって
問い合わせしてくださる、仕事冥利に尽きるお話だなあと、とても励みになるお電話でした。
それで指定された日時にお伺いしてみますと、そこは確かに工場(こうば)のたたずまいの、
しかしわたしからすれば、わくわくする、手を加えるのに加えがえのあるとても魅力的な
物件でした。中に通され、林さんに初めてお会いしましたが、わたしからすれば、
陶芸家の方にお会いするのは初めてですし、陶芸教室を作ったことも無い中で、
このようなお話を頂きましたので、さてどうしたら良いのだろうかと全くの手探りでした。
それで、まず、林さんについて教えてください、と、まずこの方はどんな方なのだろうという
ところからお聞きしたくなりました。本当に純粋な質問でした。
そうしましたところ、書斎から一冊の本を持ってきてくださり、読んでみてください。
と勧めてくださいました。それは林さんご自身がお書きになった本で、サラリーマン時代
からどのように陶芸の道にはまっていかれたかが書かれている、「週末陶芸のすすめ」
という本でした。
その場でもいろいろお聞きして見ると共に帰ってからその本を読んでみると、これが
面白い本で、陶芸についての本のはずなのに、その鋭い観察力と共に、ユーモアの
ある視点が多くあり、この方は奥深い方だなあと感じさせられました。
その後、打ち合わせを何回もさせていただきましたが、お伺いすると、不思議なもので、
わたしも仕事を進めていかなければならないのに、なぜか、ゆったりとしてしまい、
多くの雑談をしてしまっている毎回でした。そんなこんなで年内は打ち合わせに
費やし、年が明けてからは、最初は4月から開校したいというお話でしたが、
現在の大量の道具や材料をまず整理しないと工事に入れないということで、
今年に入ってからは、片付けに3ヶ月強を費やし、まず2階の先生個人のスペースを
先に完成させ、そこに多くの荷物をしまい込み、あふれたものは、外部に倉庫をお借りし、
1Fが空になったところで、いよいよ本格的に工事に入っていきました。
6,7月で集中的に工事を行い、8月は先生の準備期間で、9月頭に無事に開講という
運びになりました。
beforeはこのような感じでした。
それがこのように。
外観もこのように。
かなりの変化ですよね~!
林さんのオフィシャルサイトはこちらですので、ぜひご一読を!
そして陶芸をぜひ習いたいという方はコチラのサイトをどうぞ!
そして教室を開設していく課程も納められたブログを林さんが書いておられますので、
それはコチラ。
これから、この生まれ変わった空間で、新しい出会いがあり、新しい発見があり、
人生の喜びが増す、そんな場になることを確信しつつ、この新しいスタートをともに
慶びたいと思います。
以上アンさんでした。
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2010/08/30
日常
内容は御社の施工例の中で、雑誌に載せても良いものがあるかというものでした。
こんな事例を探しているという条件が載せられたFAXを見てみると、1年前に中古住宅を
購入してリノベーションした私の家(アンさん)があてはまるなあと思い、before/afterの図面と画像をメールしました。編集会議で、あがってきたどの施工例を雑誌に載せるものかを検討してまた返事しますということだったので、ちょっとわくわくしながら待っていました。載ったらいいなあと思っていた理由として、もちろん単純に載ったらうれしいのはそうですが、リノベーションの工事をする際に、やはりこんな仕事をなりわいにしている以上、人の目をひく工夫を盛り込んで、仕事的にも何か次ににつながっていって欲しいとの思いを込めて工事をしたので、そんな案件として、人の目に触れて欲しいという思いをかなえたかったからです。
載せさせていただきたいので取材に伺ってもよろしいでしょうかという連絡があったときは、さすがに嬉しかったです。・・・ですが、よくよく聞いてみますと、収納の内部までが取材の対象になるらしい・・・;;;これは大変!引っ越して今までなんとなくごまかしていた詰めの甘い部分までが人の目にさらされることになるとは!ということで、そこから、まずは不用なものを再吟味して処分して、カーテンが中途半端だったものを、購入したり、キッチンの収納の甘い部分を工夫して整理したり、掃除したり、、、、それも現場が動いていたので取材の3日前に自分の身体が空いたのでそこからは全力で、全体力を家に投入でした!
全てが終わったのが取材が始まる14:30の20分前で、最後に汗を流さなきゃとダッシュでシャワーに入って14:30の10分前にシャワーを出たところで、みなさんが到着したよ!と妻のあせった一声で、ちょっと待っててもらって~~~なんて感じで、バタバタとその時間を迎えました。
来られたのが、雑誌の編集社の方が2人、ライターさんが1人、カメラマンさんが1人の計4人で、あ、取材ってこんなに大勢の方でされるんだと新鮮な驚き!
早速リフォームした箇所をまずはざっと見せてください。とみなで全部屋を廻りこの部屋はこんなことをしました。と説明して廻り、その後、みなさんはどこをどのように撮影し、取り上げるかと打合せをされていました。
ロフトに上ったときは、みなさん、わあ~、と楽しそうにしてくれましたが、毎回そうなんですが、子供が喜ぶだろうなと思って造ったロフトが、結構大人たちの反応の方が、楽しんでいる風なんです。急勾配の階段と狭いロフトへのちょっと入りにくい入り口が、アスレチックでわくわくしたあのころの子供心をくすぐるからでしょうか。
カメラマン部隊とライター部隊に分かれて、取材がスタートしまして、わたしはどんなことを考えてリフォームをしたのですか?などといろいろ用意された質問に答える中、撮影部隊は、質問を受けていたダイニングまで来たので、場所を変えて質問に答えたり、撮影部隊が、我が家の見栄えが一番良い状態になるように、家具をいろいろ移動したり、配線がかっこ悪く写らないように調整したり、我が家がスタジオに変わった瞬間でした。
みなが丁寧にどのアングルがきれいに写るかとか、ここがいいですねとか、細かく意識して工事したところに気づいてくださり、そこを取り上げてくださるのは、本当に気分が良いものでした。愛するわが子を他の方から誉めてもらっているようなそんな感覚とでもいいましょうか。そんな感じでした。
約2時間半くらいで取材は終了しました。
10月後半に『GAKKEN MOOK 得する最新リフォーム実例(仮)』、
多分こういうタイトルになるそうですが、本屋さんに並ぶようです。
月刊誌ではないので、約1年全国の書店に並ぶそうですので、
ぜひご購入ください!!!
確か子供部屋は載せないとおっしゃっていたので、せっかくちょっとキレイな椅子を
IKEAで購入したので、その一枚を。
弊社HPにもこの施工例は載せています。
それではアンさんでした
2010/08/06
日常
わたしは都立工業高校の建築科卒なのですが、その3年間ずっと建築の
専門課程を教えてくれていた先生です。
当時の印象は、授業は真剣に熱く、時には厳しくもあった先生でしたが、
その厳しさも心地よく感じられていた先生でした。
なぜかというと、その厳しさは純粋に建築という職業の厳しさを、
今、高校の君らにしっかり伝えなければならないという、今後のわれわれを
思っての厳しさなんだろうなと、高校生のわたしたちが感じられるような
厳しさだったからだと思います。そして公平な先生でした。
あるとき、わたしが書いたドラフターでの手書き図面を提出したら、
お前の図面は本来3万円もらえるべき図面だが、これでは1万5000円しか
もらえないぞ、と言われ、え、この図面で1万5000円ももらえるんだと、
ポジティブに考えてしまっていた自分を思い出します。
そんな先生に卒業後一度もお会いしていませんでした。
会えなかったといったほうが正しいでしょう。
こんな今の自分はまだ会ってもらえる資格が無いように感じていたからです。
でもひょんなことから、高校時代の同級生とたまに仕事を一緒にするのですが、
その彼から、その先生に会う機会が作れそうだという話を聞いたとき、
あ、今ならお会いできるかも、と、何か流れを感じたのです。
それで、わたしと同級生3人とで先生と会う機会を設けさせていただきました。
高校があったのが新宿だったので、新宿南口で先生と待ち合わせをしましたが、
改札口には人がいっぱいでしたので、すぐに見つからずに探していたら、
あの懐かしい、姿が目に入り、走り寄りました。
当時と変わらない人としての強さをしっかり感じさせながら握手をさせて
もらい、ごあいさつをしました。
一緒に店まで歩く間、どうだ、元気にやっているか、仕事は順調か、と聞かれ、
何とか食べていっております。と答えると、何とか食べていけているなら、
それはすごいことだ、今はみな苦労している時代だからな、感謝しないとな、
と、先生の現実をしっかり知っておられるが故の、高望みするな、
今の原状で感謝して生きるんだぞという先生の気遣いを感じさせられました。
建築への情熱が薄れることがあるんですが・・・、と質問してみると、
それはある!とはっきりシンプルに答えてもらっただけで、
なにかこう、あ、そうか、みんなあるんだと、安心させられました。
今でも多くの本を執筆されているそうで、そんな忙しいさなかでも、
僕たちのために時間を割いてくれた先生に同級生一同ホントに感謝しました。
人生の先輩でもあり、建築の先生でもあり、そんな先生に高校卒業後、
20年後にして初めて会うという、日本的に考えれば礼儀を欠く状況にして
しまっていたかもしれませんが、それでもお会いしたいと思い、
勇気を出して会わせていただいたことが、こんなに実り豊かであったことは
本当に大きな収穫でした。
後日先生から御礼の手紙を頂いたことは、またまた嬉しく、その内容も
身にしみました。見習わなければならない恩師であることは今でも
変わっておらず、学生の当時より、はっきりそのことが認識できた
一時でした。
まったくもって個人的な内容のブログでしたが、
最後まで読んでくださってありがとうございます。