店づくりのノウハウArchive
こんにちは♪
スタッフの新倉です。
ところで,お店作りをされる方は,店舗の照明器具をどうしようか…と一度は悩まれるかもしれません。
今日はそんな方に向けて,ダウンライト・ベースライト・スポットライトで空間がどう変わるか,またそれぞれの特徴についてご紹介します。
●ダウンライト
・調光ができる
照明器具の選定で,「調光可」の商品を選定すると,ダウンライトは調光が可能です。特に来店されるお客様に合わせて明るさを調整したい方はおすすめです。
・天井面がスッキリする
天井が低かったり,なるべく凹凸を無くしたい場合はおすすめです。
・柔らかい雰囲気を作り出せる
ダウンライトの中でも広角を選ぶと,柔らかく光が床に落ちるので,全体として柔らかい雰囲気を作り出すことができます。
●ベースライト
・均一に明るさが広がる
・コストを抑えられる
ランプや照明器具自体の明るさはそれらの持っている単位時間当たりの光量で決まります。 これを光束といい,単位はlm(ルーメン:ラテン語で光の意味をもつlumenの略)が用いられます。ベースライトはこの「光束」が大きいため,少ない灯数でも明るさを確保できます。そのため,照明にかかる費用を抑えることができます。
●スポットライト
・光の陰影を作り出せる
局部照明のような一部だけを灯す必要さえあれば,スポットライトは効果的です。また,カフェのような光の陰影を作り出し,お洒落な雰囲気を作り出すことができます。
・ペンダントやベースライトと併用も
スポットライトはダクトレールで配灯することがほとんどですが,場所に合わせてレール対応のペンダントライトやベースライトも配灯できます。照明によっていろんな空間を演出できるかもしれません。
●プチ情報~色温度とは?~
照明が出す光の色を示すもので,単位は「ケルビン(K)」です。
色温度は青や白っぽい(寒色系)と高く,赤み(暖色系)を帯びてくると低くなります。6000K程度の昼光色,5000K程度の昼白色,3500Kの温白色,3000K程度の電球色というように4種類あり,それぞれの色見で雰囲気が変わってきます。
いかがだったでしょうか。
弊社では,無料相談会を随時開催しています。
新店舗開店にともなう疑問や不安はもちろん,既存店舗へのリニューアルプランなど,様々なご相談に対応いたします。
ぜひお問い合わせください。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。
先日の記事で,withコロナの時代にお店を経営されている方に向けて,どんな換気対策が行えるかを具体的にご紹介しました。(記事はコチラ)
でもこう考える方もおられるかもしれません。
「換気対策が大切かは分かった。でも具体的にどれぐらいの規模で行うかは分からない。やりたいと思っているけど,どこまでやればいいのか。」
今日は,先日弊社で行った一事例から,換気対策の具体的な方法を分かりやすくご紹介していきます。
では,書いていきます(^o^)
目次
1.「見せる換気」で視覚効果UP
2.なるべく天井材を壊さないように
3.換気回数が大幅に改善
4.店頭ポスターでアピールする
1.「見せる換気」で視覚効果UP
最近私は,あるお店に行った時に「全室換気中」と入口に掲示があるけど,実際にどうやって換気を行っているのだろう?と不安になったことがありました。
皆さんも,これまで,そうお感じになられたことはありませんか。
そのお店には,給気口や換気口があっても,たいていは隠れた場所にあり,探すのは難しいため,そのような不安が生じているのかもしれません。
今回は,そのような不安を取り除くため,換気扇本体,接続ダクトを露出で見せて,実際に換気をしていることを視覚でアピールすることにしました。
またお客様のベッドの直上に換気扇を置いて,稼働していることが目に見えることによって,お客様,従業員双方が施術スペースに居ても安心して施術に集中できるようにも工夫しました。
2.なるべく天井材を壊さないように
換気扇増設工事は通常,天井に埋め込むため,天井の仕上げ材の補修まで含まれることが多く,その分費用もかさみ,工事日数も必要になります。
それで,今回は吊りボルト支持金具を使用し,今仕上がっている天井面に直接換気扇を設置することができる下地状況でしたので,天井の仕上げ材を生かしつつ工事が行えました。工事は,わずか一日で行うことができました。
天井の下地状況がどのような状態かによって、仕上げをやり直す必要があるかどうかの対応が変わってきますので,その点も含めて各案件ごとに現地調査をしっかり行う必要があります。
3.換気回数が大幅に改善
換気回数とは「1時間あたりに何回,その空間の空気すべてが入れ替わったか」を示すものです。
現在,感染症やウィルス対応では2.0回/時程度あれば望ましいと考えられています。
(施術所における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(公益社団法人全国柔整鍼灸協会) 2020年8月5日改定より)
つまり30分に一回,空気が入れ替わるよう計画するように勧められていますが,「1mの距離で,マスク無しで15分会話すると濃厚接触」であるという基準もありますので,15分以内に一回全空気が入れ替わるならば,ある程度の安心感になるかもしれません。
今回の整骨院では,現状の換気回数が2.68回/時でした。
そこから3台の換気扇・3台の給気口を設置することによって,14.36回/時まで増やすことができました。
つまり,約4.2分に一回,全空気が入れ替わることが可能になりました。
4.店頭ポスターでアピールする
現在,東京都では,対策を実施した店舗に限り,「感染防止徹底宣言ステッカー」が取得でき,掲示するよう求められています。
このステッカーによってお客様が,安心して利用できる施設であることを知らせすることができます。
今回の整骨院でも,対策実施後,「4分10秒に一回全空気が入れ替わることを明示したポスター」を店舗入口に掲示することにしました。
これからの時代,お客様はその店舗に入る前に,感染症対策が行われているかどうかポスター又はホームページで確認することでしょう。その点でも効果があると言えます。
いかがだったでしょうか。
このように,時間や手間,費用をかけずに,換気対策は行えますので,ぜひ検討してみて頂ければと思います。
そして,この難しい時代を一緒に乗り切ってほしい!そう願っています。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。
Pagetop近頃,“withコロナ” という言葉をメディアでもよく耳にするようになりました。
緊急事態宣言が解除されても,新しい生活様式を取り入れてウイルスと共存(withコロナ)していくことが求められる時代になりました。
お客様は「換気」を求めている
お店を経営されている方は,お客様に安心して来ていただくために,どんなことができるか?頭を悩ませていることと思います。
「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した調査によると,「今後,外食のお店選びをする際に気にすることありますか?」という質問に,「きちんと換気がされているか」を挙げた人が女性は62.3%,男性は37.3%であることが分かりました。
このことから,「換気」対策がされているお店であることが,お客様のお店を選ぶ際の重要な要素になってきていることが分かります。
そんな時代にあって,『どうすれば「きちんと換気」ができるか?』と不安を感じている方もおられるでしょう。
今日は,そんな方に向けて,どんなお店にもできる換気対策についてご紹介します。
では,書いていきます(^o^)/
目次
- どの種類の換気方法が有効か
- 換気回数を調べる
- 換気効率を考える
- 換気対策をすると…
1.どの種類の換気方法が有効か
窓やドアのみで行う換気は,第四種換気に含まれます。
また,第一種と第三種は,窓やドアがなくても行える換気方法です。
中小の店舗では一般的に第三種換気が多いように感じています。
例:先日弊社で行った工事でも,第三種換気の方法で行いました。
新たに給気口(空気の入り口の穴)と換気扇(室内の空気をファンで屋外に排出する部分)を増設しました。
まずは,今のお店の換気方法はどの種類か?
増設するなら,どの換気方法が一番有効か?をまず検討します。
そのためには次に,現状の換気回数を確認することが必要です。
2.換気回数を調べる
換気回数とは「1時間あたりに何回,その空間の空気すべてが入れ替わったか」を示すものです。
現在,感染症やウィルス対応では2.0回/時程度あれば望ましいと考えられています。
(施術所における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(公益社団法人全国柔整鍼灸協会) 2020年8月5日改定より)
つまり,30分に一回,空気が入れ替わるよう,計画するように勧められています。
以上の理由から今のお店の換気回数を調べ,2.0回/時を十分に満たすよう,新たに計画する必要があります。
(この換気回数に関してはお客様が安心できるには,何回の空気の入れ替わりが良いと感じられるかを考慮しつつ,各店舗で決定すると良い数字だと感じています。
現在は「1mの距離で,マスク無しで15分会話すると濃厚接触」であるという基準があります。
このことからすると,15分以内に一回全空気が入れ替わるならば,ある程度の安心感になるかもしれません。
もちろんこの定義はまた変わるかもしれませんし,もっと早く全空気が入れ替わる換気能力があるならば,リスクはもっと減らせるかもしれません。
それで,先日弊社で工事した店舗では,約5分に一回全空気が入れ替わる能力を持たせました。
もちろん,スイッチの強弱もしくはオンオフで,その回数はコントロールすることができます。
そしてその換気回数を店頭に掲示しました。)
3.換気効率を考える
換気効率とは,空気の流れを考えて,新鮮な空気が隅々まで行き渡る尺度のことです。
そのためには給気口(空気の入り口の穴)と排気口(空気の出口)が離れている方が良いです。
換気効率は,店舗のレイアウトによって変わってまいりますので,詳しくは,換気プランナーにご相談下さい。
4.換気対策をすると…
換気対策をしっかり行うならば,今後,さらにお客様に選ばれる「お店」になっていくことでしょう。
この「withコロナの時代」,換気対策をしていることは間違いなくお客様の「安心感」につながっていき,集客効果も発揮することでしょう。
いかがだったでしょうか。
今のお店で,「換気対策」(換気回数,換気効率)の点で,改善できる余地があれば,ぜひ検討してみて下さい。
また,弊社では,換気設備増設のご相談を受け付けています。(御見積作成までは無料です。)
お問い合わせ頂いた後に,実際に現地に赴いて,現在の換気の状況を調べさせていただいてから新換気プランの提案をさせていただきます。
是非お気軽にご相談ください。(換気プランナーへのお問い合わせはコチラ)
今は,色んな不安がありますよね。そうした不安を払拭し,withコロナの時代を,明るく乗り切ってほしい!そう願っています。
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