近頃,“withコロナ” という言葉をメディアでもよく耳にするようになりました。
緊急事態宣言が解除されても,新しい生活様式を取り入れてウイルスと共存(withコロナ)していくことが求められる時代になりました。
お客様は「換気」を求めている
お店を経営されている方は,お客様に安心して来ていただくために,どんなことができるか?頭を悩ませていることと思います。
「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した調査によると,「今後,外食のお店選びをする際に気にすることありますか?」という質問に,「きちんと換気がされているか」を挙げた人が女性は62.3%,男性は37.3%であることが分かりました。
このことから,「換気」対策がされているお店であることが,お客様のお店を選ぶ際の重要な要素になってきていることが分かります。
そんな時代にあって,『どうすれば「きちんと換気」ができるか?』と不安を感じている方もおられるでしょう。
今日は,そんな方に向けて,どんなお店にもできる換気対策についてご紹介します。
では,書いていきます(^o^)/
目次
- どの種類の換気方法が有効か
- 換気回数を調べる
- 換気効率を考える
- 換気対策をすると…
1.どの種類の換気方法が有効か
窓やドアのみで行う換気は,第四種換気に含まれます。
また,第一種と第三種は,窓やドアがなくても行える換気方法です。
中小の店舗では一般的に第三種換気が多いように感じています。
例:先日弊社で行った工事でも,第三種換気の方法で行いました。
新たに給気口(空気の入り口の穴)と換気扇(室内の空気をファンで屋外に排出する部分)を増設しました。
まずは,今のお店の換気方法はどの種類か?
増設するなら,どの換気方法が一番有効か?をまず検討します。
そのためには次に,現状の換気回数を確認することが必要です。
2.換気回数を調べる
換気回数とは「1時間あたりに何回,その空間の空気すべてが入れ替わったか」を示すものです。
現在,感染症やウィルス対応では2.0回/時程度あれば望ましいと考えられています。
(施術所における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(公益社団法人全国柔整鍼灸協会) 2020年8月5日改定より)
つまり,30分に一回,空気が入れ替わるよう,計画するように勧められています。
以上の理由から今のお店の換気回数を調べ,2.0回/時を十分に満たすよう,新たに計画する必要があります。
(この換気回数に関してはお客様が安心できるには,何回の空気の入れ替わりが良いと感じられるかを考慮しつつ,各店舗で決定すると良い数字だと感じています。
現在は「1mの距離で,マスク無しで15分会話すると濃厚接触」であるという基準があります。
このことからすると,15分以内に一回全空気が入れ替わるならば,ある程度の安心感になるかもしれません。
もちろんこの定義はまた変わるかもしれませんし,もっと早く全空気が入れ替わる換気能力があるならば,リスクはもっと減らせるかもしれません。
それで,先日弊社で工事した店舗では,約5分に一回全空気が入れ替わる能力を持たせました。
もちろん,スイッチの強弱もしくはオンオフで,その回数はコントロールすることができます。
そしてその換気回数を店頭に掲示しました。)
3.換気効率を考える
換気効率とは,空気の流れを考えて,新鮮な空気が隅々まで行き渡る尺度のことです。
そのためには給気口(空気の入り口の穴)と排気口(空気の出口)が離れている方が良いです。
換気効率は,店舗のレイアウトによって変わってまいりますので,詳しくは,換気プランナーにご相談下さい。
4.換気対策をすると…
換気対策をしっかり行うならば,今後,さらにお客様に選ばれる「お店」になっていくことでしょう。
この「withコロナの時代」,換気対策をしていることは間違いなくお客様の「安心感」につながっていき,集客効果も発揮することでしょう。
いかがだったでしょうか。
今のお店で,「換気対策」(換気回数,換気効率)の点で,改善できる余地があれば,ぜひ検討してみて下さい。
また,弊社では,換気設備増設のご相談を受け付けています。(御見積作成までは無料です。)
お問い合わせ頂いた後に,実際に現地に赴いて,現在の換気の状況を調べさせていただいてから新換気プランの提案をさせていただきます。
是非お気軽にご相談ください。(換気プランナーへのお問い合わせはコチラ)
今は,色んな不安がありますよね。そうした不安を払拭し,withコロナの時代を,明るく乗り切ってほしい!そう願っています。
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